トレーニングの前には栄養補給をすることで、筋肉の力を発揮できるので、筋トレ前の栄養補給はしよう!というのが定説になっています。
また、そのまま空腹でトレーニングをすると筋分解=カタボリックを引き起こすと言われていて、エネルギーが枯渇した状態でトレーニングすることは筋肉の萎縮を引き起こすこともよく言われています。
本記事では空腹時に筋トレをすることで筋肉は萎縮するのかを解説していきます。
空腹は筋分解を促してしまうのか
運動する時のエネルギーは食事から摂取された糖質からなっている。
空腹時は、
- 肝臓・筋肉の糖質 グリコーゲン→グルコースに変換されエネルギーに
- 脂肪に蓄えられた グリセロールがエネルギーに
- 筋肉の中にあるアミノ酸が使われて
以上3つの経路でエネルギーを作り出しています。=これを糖新生といいます。
この3つの経路、どれが最初に起こってとかいつ起こるかはまだ解明されておらず、
そのため、空腹時に筋トレをすると③が最も筋肉によくなく、筋分解が起こると言われています。
③を抑えるためにEAA・BCAAをしっかり撮ろう!とトレーニング界隈では言われています。
しかし、このメカニズムはかなり複雑な機構らしく、そもそも肝臓に蓄えられたグリコーゲンでかなり身体を動かすことができるそうで、その時間空腹時12〜16時間と言われています。
そのため、空腹時でも12-16時間は筋肉は分解されることはないという研究結果がでています。
6〜16時間の空腹状態での運動では筋分解は起こらない!
起きたとしても取るに足らない程度である!
という結果が出ています。
つまり、エネルギーが足らないからといって、すぐに筋分解が進むというわけではない。ということです。
まとめ
6〜16時間の空腹状態での運動では筋分解は起こらない!
起きたとしても取るに足らない程度である!
トレーニング業界で言われている栄養が足らないと筋分解=カタボリックが起きてしまうという定説は、実はそうではなく、起きても取るに足らない程度であるということが科学的に証明されています。
朝の起床時には、空腹の状態のため、EAAを取ることで筋分解が抑えられるというインフルエンサーの影響を受け、朝一番EAAを摂取している人が多いと思いますが、筋分解は進まないため間違いであるということです。
筋肉の合成のためにEAAは有効ですが、朝一に筋分解を起こさないように・・・というために摂るのは間違いなんです。
よっぽど食事から時間が空いてない限りは大丈夫なことがわかりましたので、筋肥大を目的にトレーニングしている人は、ぜひ参考にしてください。