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ホルモンまで考える!!テストステロンが及ぼす身体の影響とは

テストステロンとは、視床下部・下垂体・性線軸を開始て精巣で合成されるステロイドホルモンの事を言います。

男性のテストステロン濃度は女性の10倍と言われていて、別名男性ホルモンと言われています。

テストステロンの大きな役割としては、筋肉や骨を作ったり、生殖機能を健康に保つ役割を持っています。

テストステロンレベルが高いと、骨密度を上げ・筋肉量を増やし・脂肪量は減少させるため、高く保つことがとても重要です。

これは年齢を重ねるごとに重要度が増していきます・・・。テストステロンの分泌量は30代以降減少していくと言われていて、筋肉量が多く・体脂肪が少ないカッコイイ身体を実現するためには、テストステロンの分泌量を向上させておくことが極めて重要です。

テストステロンのメカニズム

テストステロンが筋肉にどうやって影響を及ぼすかは現在の最新科学でも明らかになっていないことが多いですが、現状わかっていることとして大きく5つあります。

1.体内のテストステロン濃度が上昇することによって、アミノ酸の取り込みと筋タンパク質の合成促進が起こります。

テストステロン濃度が体内で上昇することで、筋肉細胞の表面に存在するアミノ酸輸送体が増加されます。これによってアミノ酸が筋肉に運ばれる量が増加し、アミノ酸の取り込みも増えるという分けです。それによってタンパク質の合成量が増え、筋肉量が増え、体が大きくなる分けです。

2.mTORを活性化させる

mTORとは、タンパク質を統制する重要な分子機構で、テストステロンレベルが向上することによって、mTORの活性化を促進し、筋タンパク質の合成を増加させます。
テストステロンが増加することでmTORも活性化し筋肥大につながるのです。

3.筋タンパク質の分解を抑制する

テストステロン自体に筋タンパク質の分解を抑制する効果があります。このことで、筋肉がトレーニング後分解されることが抑制され、さらに先述の2つの因子によって、合成へと働くため、筋肥大につながります。

4.筋芽細胞の活性化と増殖

筋芽細胞というのは、筋肉の成長と修復に関する単細胞のことで、テストステロン濃度を高めることによって、筋芽細胞の活性化と増殖を促進するメカニズムがあります。
ようするに新しい筋繊維の掲載をサポートしてくれます。

5.インスリン感受性の改善

アミノ酸の取り込みや、脂質の取り込みを調整しているインスリン感受性を改善してくれます。そこから、筋肉がブドウ糖を効率よく利用し、金肥大の促進・脂質の取り込みを抑制してくれます。

この5つのメカニズムが身体の中で働くことによって、筋肉量が増加し・脂肪量の少ないかっこい体を実現することができます。

テストステロンを上げる・維持する食事

では、テストステロンを上げる・維持するための食事はどんな食事がいいかというと、炭水化物・タンパク質・脂質のPFCのバランスがそれぞれ

P(タンパク質):15-25%
F(脂質):20-35%
C(炭水化物):45-60%

のバランスが最適となります。

減量・ダイエットをする際に、このパランスを維持することが非常に大事になるため、何かを多く摂りすぎる・摂らなすぎることを避け、上のバランスに沿ったカロリー計算をするといいでしょう。